凍てついた道を歩くと
未明の空に、細長い月と
ひときわ明るい星とが輝いている

始発の電車を待つ人が
無人の駅に向かって歩いてきて
踏切ですれ違う

いつものように道を駆け抜けていく人がいて
私は、近くの運動公園をめざし歩いている

遠い山の頂は白く
空は夜明け前の色に染まっている

遠く離れて
あなたは、今どうしているのだろうか
新しい年の始まりの前に